PSO2とプレイ日記をのんびり書いてます。チームメンバーが書くことも

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

スポンサー広告 |

4.状況確認 (双子の星に照らされて)

双子の星に、照らされて
4幕 状況確認

「なんとか振り切ったか」

セイは額の汗を拭いながら来た道を振り返る。

「は……速いよ、セイ」

引きずられるように連れてこられたパティは、
悪態をつく余裕もなく肩で息をしていた。

「だ、大丈夫だとは思うけど……」

特に体力の低いフォースのティアは疲れきったように近くにあった石に腰掛ける。

「その、やっぱりオトコノコは体力が違うよね~。
 もっとレディたちを気遣ってくれないとモテナイよ」

「いや、アンタたちもアークスならもっと体力つけようぜ。
 それに仮にも先輩なんだからさ」

「うっ、うるさいな!
 アタシたちは情報収集力で売ってるアークスなの!」

「……全部、私が調べてるんだけどね。
 パティちゃんは垂れ流してるだけだし」

呼吸も落ち着いてきたところで、
セイは支給された通信機を改めて操作する。
けれど、ザーザーという雑音以外は何も聞こえなかった

「あっ、研修生の通信機って出力弱いから。
 待ってね、私たちのを使ってみる」

ティアが慣れた様子で通信機を取り出して操作する。

「こちら惑星ナベリウスを探索中のチーム『パティエンティア』です。
 オペレーター、聞こえますか」

するとすぐに返答があった。

『こちらオペレーターのブリギッタです。
 良かった、パティエンティアは無事だったようですね』

若い女性の声だった。
通信機の映像には、ツインテールのオペレーター姿の女性が映っている。
まだ若いながらも強い意志を感じさせる瞳が特徴的な女性だ。

「ダーカーに遭遇しました。ひょっとして……」

無事だったと開口一番に聞くということは、
何があったか把握しているということだ。

『はい。惑星ナベリウスにかつてないほどの規模でダーカーが出現しています。
 探索していたアークスはほとんど撤退しています』

その言葉にパティは身を乗り出して

「それじゃアタシたちも帰ろう!
 すぐに帰還用のテレパイプを送っちゃって!」

助かったーと言わんばかりの顔でお願いする。
だがオペレーターは申し訳なさそうな表情を浮かべていた。

『申し訳ありません。
 パティエンティアの座標は把握しているのですが……』

嫌な予感がしたが、あっさりとオペレーターは告げる。

『帰還用のテレパイプを転送できません。
 ジャミング……とはまた違った何か……。
 恐らくはダーカーの存在が影響している可能性が高いです』

三人は顔を見合す。

「それじゃ、アタシたちどうやって帰ればいいの!?」

悲痛な叫び声に、彼女は言い辛そうに

『ダーカーたちが離散するまで隠れてやり過ごすか……』

そこで一度言葉を区切る。

『干渉している敵性反応を撃破するかです。
 過去の例からも、単一の固体がキーとなってる可能性は高いようです。
 逆に言うと……その存在が近くにいる限り、帰還はできません』

「そう、ですか……」

パティとティアは肩を落とす。
その様子にブリギッタは辛そうな表情を浮かべつつも続けた。

『それと、大変な状況というのは重々承知しているのですが……』

ティアはひょっとしてと、セイの顔を見る。

「もしかして、アークス研修生の終了任務……巻き込まれたんですか?」

ブリギッタは一瞬驚いた表情で状況を伝える。

『はい。ダーカーの襲撃を受けて教官と多くの研修生が犠牲になりました。
 しかしまだ、安否の不明の研修生がいるのです。
 もし見つけたら、保護を頼みたいのです』

「なんだって!」

今まで黙って見ていたセイがたまらず叫ぶ。

「あんなにいたのに、みんなやられちまったのか!?」

『あなたは……研修生のセイ・ミズラ。
 良かった、無事だったのですね』

「迷……偶然、離れていた時にダーカーに襲われたんだ。
 それで、何人……誰が生きているんだ!」

まくしたてるセイをパティはなだめる。

「叫んだって仕方ないよ。落ち着こうよ、ね?」

「あ……悪い、ブリギッタさん」

ばつの悪そうな顔をするセイにオペレーターは首を振る。

『いえ、無理もありません。共に学んできた仲間なのですから。
 幸いにもベテランアークスのゼノが二人の研修生を保護しました。
 一人はアフィン。それともう一人は……』

そこまで話してから、ブリギッタは突然に表情を引き締めなおして叫んだ。


『――気をつけてください!
 強力な敵性反応が近づいてます!』


スポンサーサイト

双子の星に、照らされて | コメント:0 | トラックバック:0 |
<<1/23 新キャストアームパーツ | ホーム | 3.初めての遭遇 (双子の星に照らされて)>>

コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

| ホーム |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。