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11.チームルーム?マイルーム? (双子の星に照らされて)

双子の星に、照らされて
11幕 チームルーム?マイルーム?


「えーと……こっちなはずなんだけどな」

セイはチームマスターからのメールを何度も見返しながら歩く。
表面上は成り行きで入りましたという顔をしているが、
実のところを言うと「チーム」に対して最初は期待感を持っていた。

なにせアークスに入ったらまずはソロ活動で簡単な任務をこなして、
それで成果を出して初めてチームからスカウトされるのだから。
例え自分含めて3人という少人数チームであっても、
任される依頼の難易度は必然的に高くなる。

実際、同期のアフィンとレダ……もう一人は名前も知らないが、
チームに所属している新米アークスはまだいない。

「……しかし、嫌な予感がしてきたな」

けれどチームルームに近づくに連れて、どうにも不信感が出てきた。
今、セイが歩いてるのはどう見てもアークスたちの居住区だ。

「……」

そして、その予感は的中した。
住所に間違いはない。
コピー紙に安っぽい字で「パティエンティアのチームルーム」の張り紙。
そして、きちんとした表札のプレートに書かれているのは――

カシュー。

軽い音を立てて扉が開く。

「おそーいっ!」

部屋に入ると同時にクッションが飛んできたので、
貰ったばかりのグングナアタの柄ではじき返した。

「あふっ!」

狙い通り、自分に投げつけてきたチームマスターに見事命中。

「ちょっと! 遅刻してきてその態度はなに!?」

ぷんぷんと怒るチームマスター……パティ。
だが怒ると言っても、ソファーにうつぶせで寝転びながらでは
駄々こねてじたばたしているようにしか見えない。

「俺としては、この部屋の惨状について先に説明して欲しいだけど」

チームルームと呼ばれるところはカオスだった。
モダン・テーマ/Bの落ち着いた雰囲気で、
サイズSだから三人でいるには十分な広さだ。

だというのに、散らかり具合が凄い。
まずソファーが6つある。しかも全部色が違う。
ベーシックローテーブルには何故かラッピー人形。
ベーシックシェルフにはよくわからない浮いてる石とか、
謎のウォールペイント、皿、スポーツカー。
隅にはダーツ台もある。

別にチームルームが散らかってるのは構わない。
けれど……

「ここ、俺に支給された部屋みたいなんだが」

そう、ここはアークスになったセイ=ミズラに与えられたマイルームなのだ。

「だってー私たちみたいな小さなチームが、
 わざわざチームルームなんてもらえるわけないよ」

「で、ついでに自分たちの余ったマイルームグッズを持ち込んで、
 俺の部屋をチームルームという名目で物置にしたと」

何故か置かれていた動いていないセンタク・キーの上にあぐらを組む。

「どうせパティの私物なんだろ?
 センスの欠片もない。
 ベランダにもよくわからないモノがここからでも見えてるぞ」

そう言って睨むが、何故かパティは「ふししし」と嫌らしく笑った。

「センスの欠片もないんだってさ、ティア」

「え?」

「あれ? 返事ないね。その辺にいるはずなんだけど」

パティが何故か壁に向かって置かれたソファーを覗き込む。
セイもその後ろから見るが

「うわ……」

そこにティアはいた。
仰向けに寝転がり、すやすやと寝息を立てている。
けれど、着ているリトルプリムがめくれてへそは丸出し。
手足もだらしなく広げられている。

何か良い夢でも見ているのか、幸せそうな寝顔だった。

「……これ、パティじゃないのか?」

「なんでそう思うのかなー?
 正真正銘、この情けない寝相のが私の妹のティアですー」

セイのイメージでは、姉のパティであれば違和感のない姿だった。
元々が大雑把そうで、行き当たりばったりな性格だと思っていたからだ。

逆にティアは物腰としても落ち着いているし、几帳面そうである。
いかにも「良妻賢母」になるタイプだと思っていたのだが……

「意外だな。この家具もティアの私物なんだろ……」

「まーねー。
 でもねティアって、仕事のこと以外はずぼらだよ。
 料理もできないし勿論家事だってできないんだ」

改めて彼女の姿を見て、やっと思い出したかのようにセイは視線をそらした。

「あれ、セイってば恥ずかしがってる?」

「ばっ、馬鹿。
 ティアもこんな姿見られたくないだろうって思ってだな……」

「……イタズラしちゃおうっか?」

「や、やめておけって」

「ふひひ、セイはウブなんだね」

致命的な弱みを握られた気がする。
騒いでいたせいか、ティアが「……んん?」と目を覚ました。

そして、姉とセイ、そして自分の今の姿を確認して、

「い……」

パティは耳をふさいだ。

「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

少女の絶叫と、セイの頬がビンタされた音が響き渡った。



 
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パティ&ティアがヒロインの物語「双子の星に、照らされて」はこちら

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