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10.同期と先輩と (双子の星に照らされて)

双子の星に、照らされて
10幕 同期と先輩と


「よっ、セイ。無事だったんだな!」

メディカルルームを出たセイがロビーを歩いていた時だった。
呼ばれた声に振り返ると、そこにいたのは

「アフィン!」

アフィン


同じく研修生として、修了任務に参加していた同期だった。
金髪のショートカットに、人懐っこい笑み。
まだどこか幼さの残る童顔の青年。
黒を基調としたブリッツエースを着こなしている。

「はぐれたって聞いたから、心配したぜ。
 でもお互い無事で良かったな」

そういえばブリギッタの通信で
アフィンは無事だったと言っていたのを思い出す。
友人の無事な姿にセイはほっとした。

「アフィンもダーカーに襲われたのか?」

「そうなんだよ!
 いきなり凄い数のダーカーが沸いてきてさ!
 俺、一人じゃ絶対駄目だったぜ……」

「俺はパティとティアっていう双子のアークスに助けてもらったよ。
 アフィンはゼノっていうベテランに助けてもらったって聞いたけど」

彼は首を振る。

「いや、ゼノさんには確かに助けてもらったけど、最後だけだ。
 それまで頼もしい相棒が頑張ってくれたお陰だよ」

「相棒? そういえばもう一人、研修生がいたんだっけか」

そう言ってから少し考えて

「セイはそういえば相棒と面識ないと思うぜ。
 俺も試験で初めて会ったくらいだし。
 なんかさ、不思議なやつなんだよ」

「……不思議?」

「ああ、なんかアークスに襲われる前に突然声が聞こえるって言い出して。
 走り出したのを追いかけたら、女の子が倒れてたんだよ。
 それが、とても声なんて聞こえる距離じゃなかったし、
 俺には聞こえなかった」

変な話だと思いセイは聞き返そうとしたが、
話しているアフィン自体にもよくわかっていないようなので黙って聞いていた。

「助けたのはマトイっていう女の子でさ。
 なんだか記憶を失ってるんだ。
 相棒にも懐いているみたいだし、なんか気になるんだよな……」

ナベリウスにアークス以外はいないはずだ。
だというのにアークスではない民間人、
しかも女の子が倒れているだなんてありえるのだろうか。
そしてアフィンが相棒と呼ぶ研修生は何故助けられたのか。

そもそもアークスの研修生の同期で見知らぬ顔、というのも少し気になる。
そんなに研修生の数なんて多くない。
後輩の顔ですらほとんど知っているくらいなのだ。

セイが少し考え込んでいると、

「お前がセイか!」

そこに新たなアークスが会話に参加してきた。

「話は聞いてるぞ!
 ナベリウスの修了任務では不測の事態にも関わらず、
 勇敢に戦ったようなだな!」

たくましい体つきに、大きな声。
少し色黒で、歳は20代後半くらいだろう。
見るからに「熱血!」という雰囲気を持つ男性だ。

オーザ


「俺の名前はオーザ。
 お前と同じハンターだ。
 修了任務でダーカーに襲われた顛末を聞いてな、
 いてもいられなくなって探していたんだ」

ちなみに、ちょっとだけ……少し暑苦しい。
随分と話し方も強引な人だなーと思ってしまった。

「えーと……その」

突然のことになんて答えるべきかとセイが悩んでいると、
先輩アークスは「言わずともわかっている」と頷き

「使っていたグレイブが折れたそうだな!
 そこで新しいパルチザンを探していると思ってな」

「ああ、そういえば……新しい槍も必要だな……」

色んなことが立て込んでて、一番身近なことを忘れていた。

「先輩から、見込みのある優秀なハンターに餞別だ」

彼が背負っていた槍を手渡してくれる。

「これは?」

先が二股に分かれたフォトンの淡い輝きが矛を覆っている。
流麗なフォルム、それでいて力強い装飾のされた槍だ。

「グングナアタ。
 俺が昔に愛用していたパルチザンだ。
 お前の実力なら使いこなせるだろう」

グングナアタ


「凄いな……カスタマイズされてフォトン量も高い」

先輩からのプレゼントに、セイは素直に喜ぶ。

「ありがとう、オーザさん。
 こいつを新しい俺の愛槍にさせてもらうよ」

「ああ、そうしてくれ!」

オーザはちらっとアフィンに視線を移して、
腰に吊るしたライフルを見る。

「ハンターはいいぞ。
 圧倒的な体力に高い防御力……
 まさしく、先頭の要といえる。
 お前もいつでもハンターになってもいいのだからな」

「は、はぁ……」

そう言って、きょとんとしたアフィンの肩をばんと叩いて歩いていった。

「セイ、精進するのだぞ!」

二人してその背中を見送る。

「なんか、凄い人だな」

「あ、ああ……いかにもアークスっていうか」

そこでアフィンの通信機が甲高い音を立てた。
彼は取り出し、見てから「あっ」と呟く。

「悪い、相棒にクエスト呼ばれてたんだった。
 セイも体が大丈夫なら、一緒に行くか?」

「ああ、いや悪い。
 俺もそういえばチームルームにこいって言われてたんだ」

お互いに拳をぶつけあう。

「そうか、頑張れよ」

「お互いにな」

走り出したアフィンが、思い出したかのように

「あ、俺のパートナーカード渡しておくよ。
 いつでも呼んでくれていいからな!」

カードのデーターを投げてきた。

「俺のもよろしく頼むぜ」

セイも自分のカードを投げる。
二人はカードを交換しあう。

そして同じ時にアークスになった二人は、
それぞれの方向へと進み始めた……

その先にある、大きな物語へ飛び込むために……



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