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1.始まりは迷子から(双子の星に照らされて)

双子の星に、照らされて
1幕 始まりは迷子から


「まいったな……」

青年は途方に暮れて空を見上げる。
天候は快晴。
木々の間から漏れる日差しがまるでキラキラ輝いているかのよう。
雲一つない空と、暖かな陽気はまさにピクニック日和とでもいうべきか。

「はあ……」

けれど彼はまるで悪戯がばれたかのようなばつの悪い表情で、
適当に切った不恰好な髪……ショートウルフヘアーの後頭部を掻く。

彼が着ているのはまるでどこかの学生のような制服。
それもそのはず、彼はアークス研修生である。

「これはもう、不合格決定だよな」

……そしてヒューマンの彼こと、セイ・ミズラは訓練校の卒業試験とも言える
アークス認定試験の真っ最中なのである。
セイの周囲には教官どころか、同期の研修生すらいない。

完全に言い訳できないほど、迷子だった。
何故そんなことになってしまったかというと、
別段全く深くもない事情があった。


試験は比較的危険の低い惑星ナベリウスの、
しかも既に調査し終わった地区で行われている。

実技の成績は優秀なセイにとって、
ウーダンやウルフ程度の原生生物は欠伸が出る相手。
簡単な試験に退屈していたセイだったが、

「あれは……まさかラッピー!?」

幸運の象徴とされる黄色い鳥の生物、「ラッピー」
非常に希少な種であり、セイは実物を見るのは初めてだった。

貴重な資源などを持ち歩いていると聞いたことのあるセイは、
教官の静止を無視して、愛用のグレイブ片手にラッピーを狙う。

けれどラッピーも明らかに自分を襲わんとばかりに迫る人間に、
慌てて背を向けて走って逃げる。
そしてそれに対してムキになった追いかけるセイ。
この悪循環を30分続けたことにより、
ラッピーには逃げられるは、
教官たちともはぐれるはという最低の結果になったわけである。

「おっかしいなー。通信機も通じないし。どうすりゃいいんだよ」

試験のために支給された通信機をがちゃがちゃいじるが、
ザーザーという不快な音を立てるだけでまるで通じない。
見知らぬ場所で、連絡不通。
アークスにとってはかなり危険な状況なのだが、
まだ訓練生であり、性格も大雑把なセイはなんとかなるだろうと考えていた。

「まっ、教官に小言言われるだけだろうさ」

彼はまだ、この時は知らなかった。


今日という日が、アークス史に残る……惨劇の日となることを。
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